4月から美容師になる若人に伝えたいこと。

どうも。

エロ髪美容師、阿形聡美です。

 

3月ももう後半です。東京でも桜の開花が報じられ、街中はくしゃみ鼻水に悩まされるマスク人口が増え、実家からは兵庫県春の風物詩、「イカナゴのくぎ煮」が送られてきました。

そうです。皆さんお気づきの通り、春の訪れです。

早いものであたくしも上京して丸10年。シティガール歴、社会人歴、美容師歴11年目に突入です。
そしてうちのお店も、世の中にも、4月1日からの入社を心待ちにしている、美容学生の若人がたくさんいます!!
なので、、美容師の先輩として、、

伝えたいことがたくさんあるので、おねぇさんが分かりやすく、分かりやすくまとめてみるぞーーーーー!!!!!

いっくぞーーーーーー!!!

 

 

アシスタントになるつもりでいない

これから入社する皆様、是非これを第一に思っておいて欲しいです。

「アシスタント」になるつもりで入社しない。

どういうことかといいますと、入社してすぐはもちろんアシスタントなわけです。見習い期間です。でも、アシスタントはゴールではなく過程でしかないので、この先3〜5年でなるスタイリスト(カットする人)にゴール設定をしてください。

(いうてスタイリストになることが本来ゴールではないのですがね。。)

 

一人の「美容師」になるイメージを常にもっていてください。

そして”どんな美容師になっていたいか”をアシスタントのうちから考えておいてください。
それが固まっていると、自ずとプロセス(アシスタント期間の過ごし方)が見えてきます。

 

<例えば>

ざっくりと。3年後に「たくさんのお客様に支持される美容師」になりたいと思います。

 

「たくさんのお客様に支持される美容師」とは?

  • 技術がうまい 
  • 気遣い、心配りができる
  • コミュニケーション能力が高くて話が面白い

◼︎技術がうまくなるには

やはり練習が必要ですね?たくさん練習しましょう。効率よく向上するためには、一人でただがむしゃらにやるのではなく、先輩に聞いたり、仕事を見たり。今やyoutubeでカット動画もあがっているので、いくらでも方法があります。創意工夫をしましょう。

◼︎気遣い、心配りのできる人になるには

気遣い、心配りをするためには思いやりをもって生きましょう。日常において自分がしてもらって嬉しかったことは覚えておきましょう。でも神様じゃないし、正直みんなに気遣いしてたら人生疲れるので、せめてフロアに立っている間だけでいいと思うよ。

◼︎コミュ力を上げるには

コミュニケーション能力はなんでしょね。呑む??(これは体育会系の話なのかな)いやでもウェイウェイしなくてよいので、プロ意識だけ養えば、人見知りの人でもお客様とはコミュニケーションはとれます。だって髪の毛のプロだし。世間話なんかいらんから髪の毛の話だけはできる。あとは本を読んだり、色んな人の話を聞いてインプットを広げること。

 

 

たくさんのお客様に支持されるためにはそもそもお客様を増やさなくてはならないので、新規集客が必要です。

そのためには知名度を上げないといけません

 

知名度を上げるためには

  • 雑誌に掲載される
  • SNSを利用し、発信する
  • 友達を増やす

ということが有効的です。

 

◼︎雑誌に掲載されるようになるには

一般紙に掲載されるようになるためには一人の力じゃ難しいかもしれません。ある程度誌面の撮影のあるサロンに入社する必要があります。

たま誌面に載るような有名サロンに入って満足、なアシスタントがいますが、てめーが有名なんじゃなくてサロンが有名なだけなんだから勘違いすんなボケ、と言っておきましょう。

そう、入社するだけではなく、大事なのはこれから。

今や雑誌が売れない時代です。なので編集部も厳選したサロンにしか撮影依頼をしてきません。ありがたく依頼を受けた時に確実に可愛い誌面が作れるように、ゴリゴリに可愛いサロンモデルさんをハントしてください。

そしてその可愛いモデルさんとはたくさんコミュニケーションをとって仲良くしてください。しっかりと信頼関係を築いていれば、いざという時に他のサロンよりも優先してくれたりします。アシスタントがモデルちゃんと仲良くしてくれることは、スタイリストにとって、とても助かるのです。

そして撮影の機会にはアシスタントとしてバンバン参加しましょう。目の前でスタイルを作っているところを見まくってください。経験値をひたすら増やすのです。そしてアシスタントの期間から作品撮りをして、技術と感性を磨きましょう。自分の作品のブックを作っておけば、雑誌編集部に売り込みに行ったりもできますからね。(あたくしも過去に何社かブックを送ったりしました。)

 

◼︎SNSを有効利用するには

Instagramのフォロワーも、スタイリストになって突然増えるものではありせん。アシスタントのうちから自分の世界観を確立して発信し、統一した見栄えにしておくこと。アシスタントのうちからファンを増やしておきましょう。

アシスタントでもサロンのホームページ上に顔写真、フルネームが載ります。デスノートのキルが実在したら殺されます。

若い世代はFacebookをあまり活用していないとは思いますが、フルネームを公開している以上、Facebook上で検索されることを視野に入れてください。学生ノリのプロフィール写真(彼氏とのツーショットプリクラとかしばくぞ)は変更しましょう。学生の頃の写真は公開範囲を制限するなど、調整をしましょう。

Twitterも実名垢は発言に注意しましょう。ネガティブな発言は気をつけて。お客様の立場に立って見てみて、”この美容師に髪を切らたくない!”って思われる呟きは控えましょう。(ちなみにあたくしのツイートは5割下ネタ、3割アラサー、2割はアル中となっております。)

どうしても愚痴を吐きたいなら別垢作るか、鍵つけるかしてください。(あたくしのはギリギリラインだと思っています。)

 

 

あと自分がアシスタント時代に意識していたことはこちらです。

落としどころのない愚痴は言わない。

アシスタント時代、美容師とつるむのが嫌いでした。だいたいみんな自分のお店の愚痴しか言わないからです。

「スタイルがダサい。」「ムカつく先輩がいる。」

それを外部に言って意味あるんですか?自分のお店の評判下げてどうすんの?そんなお店にファンはつかないよ。

ムカつく先輩、後輩がいて、対処法を相談したい、とかなら構わんが、愚痴だけならば意味がないので言うべきではないよね。(恋人とかにならいいけどさ。)

あとよくある意識高い系の愚痴。

スタイリストのモチベーションが低くて、自分のモチベーションが上がらない」

もっと頑張りたいんですっていう、自分の方が上だと思って見下してる意識高い系です。それ死ぬほど頑張ってたら言っていいけど、大概そんなに頑張ってへん奴やで。

人に左右される程度のお前のモチベーションってなんなの??

低いとこばっか見てっから人に左右されんだよ。自分の軸しっかり持ってもっと上見ろよ。

ちなみに最近は美容師11年続けているだけあって、意味のない愚痴は言わない人ばっかりなので、美容師で集まるのも楽しくて好きになりました。クソ熱い話したいですね。

 

 

と、このように、ただなんとなくアシスタント期間を過ごす人間と、「どんなスタイリスト(美容師)になりたいか」を考えて過ごす人間とでは、成長が大きく違うはずです。

これは面接に挑む美容学生にも言えることです。

「アシスタント」期間しか視野に入れてない子には大して魅力感じません。お手伝いならいらへんから。

 

 

とこれから入社をする美容学生の皆様にはビクビクするようなガチムチな内容でしたが、ただひとつ言えることは、

 

美容師くっそ楽しいぞ。

 

ちゃんと技術つければお客さんが喜んでくれるし、たくさん支持される。楽しむかどうかは自分次第です。

若人よ一緒に美容業界を盛り上げましょう!!

 

ガチムチブログはこちらもどうぞ〜

アシスタント時代の思い出。

昨今の若者に告ぐ。

 
 
 
 
 
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