どうも。
エロ髪美容師、阿形聡美です。<あがたのことはそれほど。知らない方はこちらをどうぞ。>
6月から株式会社NORAのWebマーケティングディレクターを務めております。
美容室でマーケターを構えることが異色なので、早速リクエストQJさん(美容師向けの求人情報誌)のwebサイトで取り上げて頂きました。
良かったら記事を読んでみてください♡<阿形さん、美容師のWEBマーケターってなにやるんですか?>
18歳で味わった敗北感
ここで自分の美容人生を語らせてください。※割と長いので興味がない方はここで離脱してください。
漫画「ご近所物語」(小学館/矢沢あい)に感化され、小学生の頃からヘアメイクやファッションに興味がありました。
小6でマスカラとマニュキアを買い、中学校の入学式にはチークを塗って参列しました。(とんでもない”おてもやん”になってました)
クセ毛がイヤでヘアアレンジをして中学校に行って、中1でピアスを空けて先生に怒られ、相当なマセガキだったと思います。
”割とイケてる”方だと思い込んでいた学生時代、その後入学した大阪の美容学校で、人生で最初の敗北感を味わいます。
あたくしの通った美容学校、KANBIは、オシャレで可愛い子が多くて、雑誌を見るたび「クラスの〇〇ちゃんがスナップに載ってる、、!!」という状態。
圧倒的にオシャレで可愛い子達に囲まれて毎日レッスンをするも、技術テストでもランキングは中の下。カットコンテストでどんなに練習しても、独創的なデザインが作れなくて入賞できない。
”あたしって大したことない”という衝撃の事実を18歳にして叩きつけられます。
オシャレになれないコンプレックスの塊
当時入りたかったサロンは、東京渋谷にある「B◯oc」というオシャレサロン。独創的で奇天烈なスタッフが働くその場所に、憧れまくって大阪から月一で通いました。履歴書を送るも、凡人センスのあたくしには立ち入る隙は全くなく、返信もありませんでした。その後の就活でも10社以上のオシャレサロンに落ち、更にドン底。
そうしてあたくしは、「圧倒的にオシャレな人にはどう足掻いても勝てない。」というコンプレックスの塊になりました。
スタイリストになって、自分の価値に気づく
スタイリストになってから、なんとかオシャレ美容師感をSNS上で出そうと思ったのですが、ダメでした。関西で育ったからかサービス精神がすごく高くて、”面白い方がいいじゃん。”って思ってしまう。キラキラを取り繕ってもにじみでてしまう関西魂。
しばらくして、あたしのお客さんは別にあたしに圧倒的な(奇天烈な)オシャレさ求めてないということに気が付きました。
表参道NORAの阿形聡美に来るお客さんの心理を分析する
「オシャレな髪型にして欲しい」→表参道美容室
「高い技術で再現性の高い髪型にして欲しい」→NORA
「悩みに共感して欲しい」→女性美容師
「一生懸命カットして欲しい」→ガチムチ美容師
「緊張するので喋りやすい人がいい」→面白い人
「髪の毛以外の悩みも相談したい」→スナックのママ
自分の価値(バリュー)を見出す。
こうして圧倒的にオシャレではなくても、自分なりの価値を見出せばいいのだということに気が付きました。
あたしは”キラキラ美容師ライフ”をインスタでは発信できないけど、”ガチムチ美容師ライフ”はブログで発信できます。
あたしは”カリスマ美容師”という憧れの存在にはなれないけど、”スナックのママ”みたいな相談しやすい存在にはなれます。
うちのスタッフにも、自分にないものを無理やり補うよりは、自分にしかないものを思いっきり伸ばして欲しい。そう思ってマーケ担当してます。
苦手なことに向き合うことももちろん大事だけど、あなたにしかないものもとっても大事。
ただ、それを発信しないと今の時代は存在していないことと一緒なので、うまく発信できる方法を共に見出していきたいです。
Webマーケとして全然ヒヨッコですが、絶対に結果を出します。株式会社NORAをもっとたくさんの人を幸せにする団体にします!!
予約専用TEL 03-6804-3938
最後まで読んで涙でてきました。
阿形さんの投稿にはいつも刺激され、そして元気をもらっています。
圧倒的なオシャレはわからないけど、圧倒的な存在感、「阿形らしさ」にすごく憧れています!
これからも応援しています(◍´◡`◍)
ありがとうございます!嬉しいです!これからも精進します。