女性美容師 阿形聡美 NORA Journey

「あたしは前髪似合わない」そのトラウマを払拭します!!

どうも。

エロ髪美容師、阿形聡美です。<エロ髪の定義はこちら>

 

いやはや春ですね。ほんと春!春爛漫!

春になるとヘアスタイルも変えたくなりますね♪

以前書いた<髪型に迷ったら前髪を切ろう!>の記事の反響が大きくてですね、、!

この記事を見て「前髪を切りたい!!」って思って来てくれた方が何名かいらっしゃいました。嬉しい!!

 

今回ご紹介する、同世代のお客様、マキさんもその一人。

 

マキさんは代官山の完全個室ネイルサロンMiraglo のネイリストさんです♡

beforeの現状もかわいいので、このままでもいい気もしますが、オシャレなマキさんは、毎回ヘアスタイルに変化を求めます。そして基本的にはお任せ。(その度にあたくしは自分を試されている気がしています、、!!笑)

変化を求めるお客様においては”前髪を切る”ということが一番にはなるのですが、

マキさんが初来店の時に「前髪は似合わないから絶対に切らない!」と言っていたことが引っかかって、いつも提案をしないでいました。

過去に前髪をつくって、似合わなかった苦い経験があるそうです。。

 

でも、ブログを見て、「自分にも似合う前髪のデザインがあるかもしれない!」と思い、今回初めて「前髪をつくろうかな」と言ってくれました。

これは嬉しい!!過去の前髪トラウマを払拭してやるぅ〜!

 

前髪にトラウマがあるお客さんの前髪を作る際に確認したいポイント2つ!

 

1.なぜ前髪を作ろうと思ったのか。その心境の変化の理由を聞く。

長年前髪が長かった方が前髪を作るには、なにかしらの理由があります。

まずはそこの心境の変化をしっかりと理解してあげてください。

 

人によって理由は様々です。例えば…

「飽きた。」だいたいいつも同じような印象になってしまう。

「小顔に見せたい」耳にかけちゃうと顔全開になりますよね。

「柔らかく見せたい。」仕事できる感はにじみ出てるからせめて髪型で柔らかく見せたい。

「おデコのシワを隠したい。」うっすらできたシワを見つけては発狂しそうになります。

「アカ抜けたい。」イマっぽさ出てるか不安

「明るい印象に変えたい。近寄りやすさ欲しい。もっとみんな近づいて!

「3歳若返りたい」5歳とは言わない。切実に3歳。

「甘さが欲しい。」そろそろ誰かに甘えたい。

 

あたくしはヘアデザインをするにあたって「なぜ(Why)」をすごく大切にしています。それによってほんのちょっとデザインが変わる。

 

2.過去のトラウマの前髪はいつ頃のことか、どんな前髪だったかを確認する。

これでお客さんの「好きじゃないデザイン」を確認します。基本的に人は嫌いなものはあまり変わりません。好きなものはその時の心境、流行りに応じて変動しますが、嫌いなものはそんなに変わらない。まずはそのデザインを徹底的に避けること。

 

今回のマキさんの場合は

1.なぜ

・純粋に飽きた

・大人っぽくなりたいと思って伸ばしていたけど、そろそろ若見えしたい。

・柔らかく見せたい。だけどコンサバは嫌。

2.いつ、どのような

・中学生

・パッツン

 

というパターン。

そう、前髪のトラウマの多くは、『中高生の時にパッツン前髪にしてめちゃくちゃ不評だった。』というエピソードです。そこを確認するためにも、いつの話なのかを聞きます。

パッツン系がしっくりくるのは、モード、ロリ、青文字カジュアル系です。

一般的な中高生男子に前髪パッツンが理解されるわけないんで評判悪いに決まってる。おそらく当時前髪パッツン女子が好きだった男性はV系か下北サブカル系だ。

しかもその当時は髪を巻くテクニックもないので、ほんとに切りっぱなしになっていた可能性大。

※ちなみにパッツンでもすき間を作ればイマっぽさもプラス、一気に万人ウケになります!

 

そこでマキさんに似合いそうな前髪デザインを考えて考えて考えた結果、、

こうなりました!!

 

じゃん!!

 

切ったーーーーー!!前髪切ったったーーーー!!

流すように作って、パッツンのトラウマを彷彿させないように。オシャレなマキさんに合わせて、すき間のあるザクザク前髪にすることで、コンサバ感は出ないように。

もうちょいショートバングにしたいところだったのですが、前髪の浮きグセがあるので一旦このぐらいで様子を見ることにしました。

 

長いのもとっても似合っていましたが、前髪をつくることで柔らかさ、フレッシュさが出ますね!

前髪による見え方の違いが大きいので、今回は特に変化を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

今まで何人ものお客さんの前髪を切り落としてきたけど、ずっと「切りたいなぁーどうしよっかなー」ってモヤモヤしている方は、思い切って切っちゃった方が気持ちがスッキリして満足度が高い気がしています。

「前髪が似合わなかった」トラウマは、”前髪”自体が悪いのではなく、似合わせの問題かもしれませんよ!!

ぜひご相談ください♡♡

 

その辺の似合わせ、オーダーの仕方のお話は佐藤友美さんの「女の運命は髪で変わる」がわかりやすく書いてありますので、こちらも是非読んでみてください♪♪

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